妊娠中の運動は、無理をしないことと、場合によっては医師と相談しながら決めることも必要になってきます。
激しい運動を行ってしまうと、妊娠初期なら流産を起こしてしまう可能性があります。
また、妊娠後期の頃ではお腹が張って早産の危険性も高まります。
妊娠中は早産や流産の危険性を考えてしまったり、お腹が張るのが怖くて運動不足になりがちです。
しかし、安産のためには適度な運動は必要となります。
激しい運動でなくても、買い物や散歩程度の運動はオススメできますし、お腹が張ることがあれば休みながら行えば良いのです。
マタニティヨガも出産のための筋肉を育て、柔軟な体を作り、代謝を良くして安産にも有効です。
妊娠中に運動不足になってしまうと、体重が増えすぎたり、赤ちゃんにも悪い影響が出てしまいます。
運動不足は太りすぎてしまう事だけでなく、赤ちゃんを産むための体力や筋力が低下してしまう結果になり、お産にかかる時間が長くなってしまいます。

マタニティヨガとか、妊婦体操と呼ばれる運動は、お腹が大きい妊婦さんでも運動を行って辛いと感じる事はなく、心地よいと感じる運動です。
日頃運動をしていない人でも、続けられるように出来ています。
妊婦体操は産婦人科や自治体の保健所、保健センターなどで実施しています。
お産を行う病院で行っていれば、同じくらいの妊婦さんと知り合う事もできるでしょう。
妊娠中に大きくなるお腹の負担で腰を痛める人が多く、妊婦体操を行う事で筋力をつけて、正しい姿勢を行う事で腰痛対策としても良いのです。
普段の生活でも、姿勢を正すように心がけ、お腹を突き出し過ぎないようにしましょう。

妊娠中に特にオススメするのが、歩く事です。
産婦人科の先生も歩く事を推薦しています。
妊娠初期の頃には流産の危険性を避けるために、ヒールのある靴は避けてください。
体が軽いので運動を行うのも苦ではありませんが、転等の時にお腹を強打することを避けるためにペッタンコの靴を履いてください。
妊娠中期から後期にかけては、体が重くなるので疲れやすくなりますから、ゆったりとし
た気持ちで行ってください。
買い物に行くときには、車で出かける事が多いと思いますが、安産のためだと思ってなるべく毎日歩いて買い物に行ってください。
ベビー用品を見に行ったりすれば、歩いてもそれ程大変ではなく、楽しみながら運動が出来ると思います。
雑巾かけは安産対策としても良いそうです。
出産に必要となる筋力が適度に鍛えられるためです。
様式便座の普及によって、しゃがむという体勢が少なくなっている今では、安産に必要な筋力が衰えているようです。
個人的な感想ですが、お腹の赤ちゃんが活発な子供であるときには、お母さんも影響が出て運動がしたくなった経験があります。
私は運動が苦手であまり行う事は無いのですが、妊娠中はなぜか無性に運動がしたくてたまりませんでした。
生まれてから分かった事ですが、とても運動神経の良い活発な子供に育ちました。
妊娠中は赤ちゃんの気持ちも影響してくるようで、運動神経が無いお母さんでも運動が好きになる事がありますよ。