高齢出産の統計

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高齢出産の統計

高齢出産とは35歳以上の人が出産を行った場合を言います。35歳と言うとまだまだ体力的にも十分で出産のリスクは少ないと考えがちですが、高齢出産のリスクは実は30歳程度から高まりつつあることを知っておきましょう。

 

また、厚生労働省の統計によると2005年において40歳以上の高齢出産の割合が高まっており、20348人にも及ぶ事を発表しています。高齢出産とも呼べる35歳以上の人の割合は全体の15%にものぼり、更に第一子の出産が高齢出産であった割合も高まっているようです。

 

現在では結婚の年齢も上昇している傾向がありますから、35歳以上に出産する事は特に珍しい事でも有りません。しかし、本人の身体的なリスクだけでなく、受精に必要となる卵子の質が悪くなるというリスクも重なるため、35歳以上の出産は様々な危険性が伴う事を理解しておいた方が良いでしょう。

 

男性は生殖による衰えが無ければいくつになっても子どもを作る事ができますが、女性の場合では排卵が起こらなければ妊娠は不可能となります。また、35以降では卵子の質も悪くなってしまうため、先天性の病気を持って子供が生まれてくる可能性もあります。

 

高齢出産と聞くとイメージ的には60代や70代の人を想像してしまいますが、一般的に言われる高齢とは異なり、女性が排卵する期間において高齢に当たる年齢であるという事になります。

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高齢出産のメリット

高齢出産には様々なリスクがありますが、排卵における高齢によって妊娠が難しくなる事と、身体的な問題によって分娩が困難になる可能性がある2つのリスクが存在しています。

 

しかし、35歳を超えると全てにおいて妊娠が異常になったり、分娩が困難になってしまうという事ではありません。若い頃に比べてリスクが高まるという事になります。また、たとえ若い頃に1人目を出産したとしても2人目や3人目が高齢になってしまう事もありますし、高齢出産だから得られる喜びもあり全てにおいてデメリットだけが表に出るという事ではありません。

 

例えば高齢出産のメリットとしてあるのが、精神的なゆとりや経済的な余裕です。一人目は体力には自信があったけど育児に一生懸命になりすぎてストレスが溜まったり、経済的な余裕も無く育児自体を楽しめない場合もあります。

 

特に経済的な余裕というのはとてもありがたい存在になります。育児のストレスというのは本人しか分からないものですが、産後のうつは珍しいものではなく、お金をかければうまくストレスを解消できるという面もあります。

 

例えばストレスや疲労が溜まったら一時的にベビーシッターを雇ったり、託児施設を利用する方法です。経済的な余裕があって人生経験が豊かだから利用できるものであり、若いママの場合では金銭的な理由により使えなかったり、育児に対する精神的な余裕が無くてベビーシッターに預けるという気持ちの余裕は生まれないものです。

 

他人に子どもを預けるのが罪悪感を感じてしまう場合もあるのですが、人生経験が豊富な場合では自分を大切にしなければ良い育児は出来ない事を自然と習得しており、適度に自分のための休みを入れるのがうまくなっています。

 

私は高齢出産ではありませんでしたが、今子供を生めば高齢出産となります。明らかに心の余裕が違うという事が実感できますし、子育てを楽しめるのではないかと思います。

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