流産しても直ぐに妊娠が可能

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流産しても直ぐに妊娠が可能

流産をして6ヶ月以内の女性では、合併症がなく安全に妊娠が可能だと言う事が、英国スコットランドの研究グループが発表したそうです。
WHOでは6ヶ月以上間隔をあけるよう指導しているそうです。
しかし、今回の研究では6ヶ月以内でも十分安全な妊娠が可能である事が確認されたそうです。

 

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下記より引用
「今回の研究では、1981〜2000年にスコットランドの病院を受診した女性を対象に、初めての妊娠で流産し、その後再度妊娠した女性3万937人のデータを収集。その結果、流産後6カ月以内に再度妊娠した女性は、流産後6〜12カ月に妊娠した女性に比べ、再度の流産、妊娠中絶、異所性妊娠(ectopic pregnancy)の比率が低かった。(ただし、誘発分娩のリスクは高かった)。また、帝王切開、早産、低出生体重児のリスクも低かったという。この関連は、社会的因子や個人的因子、妊娠中の喫煙などの問題とは無関係であった。」

 

この研究結果では、6ヶ月以内の妊娠の方が安全性が高いということが認められたことになります。
妊娠は前回の妊娠よりなるべく早い時期に妊娠した方が、安全性が高いと聞いた事があります。
あまり間隔をあけすぎると、次の妊娠の時では、初産と同じくらいのリスクがあると言われているそうです。
だから、なるべく間隔をあけすぎない程度に、続けて妊娠する方が楽だと言われているそうですね。

 

これは、流産した人の場合でも同じ事が言えるのかもしれません。
流産後の妊娠を先延ばしにするリスクでは、年齢が高齢化してしまう危険性も指摘しているようです。
最近の女性は、30代以降になって初めて妊娠する方も多く、流産したからといって、次の妊娠を先延ばしにしていれば、当然出産の年齢が高くなってしまいます。
その方が、障害児が生まれるリスクだったり、妊娠中毒症にかかるリスクも高いわけです。
体力が低下して、出産が難しくなる事だってありますし。

 

今回の研究結果では、流産したあと、2〜3ヶ月あとなら妊娠しても大丈夫だという結果が得られたそうです。

 

流産と言う事は、女性にとっては精神的なリスクもあると思いますが、次の妊娠に向けて前向きに考えてみるのも良いと思います。
流産してしまった理由は、母親に問題があるのではなく、元々生まれる事が出来ない障害を持った受精卵である事が多いそうです。
生まれてこなかったのは、その子の運命だと考えて、前向きに次の出産への準備に取り掛かるのが良さそうです。

 

もちろん、そういう風に簡単に行くものではないのですが、年齢的なリスクは考えた方が良さそうです。

 

 

引用先 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20100812hj001hj

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