気が付かない時に起こる流産

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気が付かない時に起こる流産

流産というとお腹が痛くなったり、出血したりして本人も気が付くと思ってしまいますが、実は本人も気が付かない流産というものも存在しています。

 

流産は妊娠22週目までに起こったものを「流産」と呼んでいます。
それ以降は「死産」として数えられています。
つまり流産というのは初期に起きたものをあらわしており、その中には本人が気が付かない流産もあるのです。


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受精卵の異常が原因

初期の流産のほとんどは、受精卵の異常が問題だと言われています。
原因は良くわかっていない部分もありますが、染色体の異常があると上手く育たないため、着床して妊娠を継続することができません。

 

受精卵は比較的異常を起こしやすく、なんと4割もの受精卵に異常があるとも言われています。
それだけ多い異常が見つかるとは、考えていなかったという人も多いのでは無いでしょうか。
年齢と共にDNAのコピーがうまく行かなくなって、より受精卵の異常が増えてしまうため、30代以降の高齢出産の場合流産しやすかったり、妊娠が継続しても障害を持った子供になりやすいと言われています。

 

受精卵は若い人でも元々ミスが起こりやすいもので、本人のせいでも何でも有りません。
受精卵に異常が有る場合、妊娠を継続させることができず、流産を防ぐ事はできません。
万が一妊娠が可能だった場合でも、途中で死産になる事が多いと言われています。
精神的な苦痛を減らすためには、初期に知らないうちに流産してしまったほうが良いとも言う事ができます。

 

自分も気が付かない流産

自分も気が付かない流産というのは、妊娠に気が付かない時期になるため、本人も気が付きにくいのです。
例えば妊娠しているかも?と思っても、初期の頃には妊娠検査薬で検査しても正確ではないですよね。
この頃に万が一「陽性」反応が出ても、その後「陰性」に変わってしまうことも有ると思います。

 

月経と間違う出血があった場合、本人も気が付かない流産となった可能性があるということです。
もしかしたら私も初期流産があったかもしれない。
でも、この時期は月経と間違ってしまうため、気が付かないわけですね。

 

激しい運動でも流産しない

このように受精卵に異常がある流産の場合、防ぎようがありません。
激しい運動、重いものを持った、お腹を蹴られたなどで流産してしまうと考えてしまいますが、妊娠初期の場合あまり影響が無いとも言われています。

 

もちろん妊娠中期に激しい運動をして流産したり、後期に早産してしまう事はあるそうですが、初期の流産はあくまでも受精卵の異常が原因であるため、運動などは原因でないことが多いのです。

 

その逆も有りで、受精卵に異常が無ければ、お腹を叩いたり、激しい運動を行ったとしても流産させる事はできません。
望まない妊娠があったとしても、自分で流産させる事は難しいよう。

 

初期の流産と言うと、女性の場合自分を責めてしまうことが多いです。
しかし、これは防ぎようがない流産であり、女性が誤った行動を行なったから流産したと言うわけではありません。
流産してしまった方は、受精卵に異常が起こりやすく、また初期の流産を繰り返してしまう事もあるようです。
元々卵子に異常があったり、男性側のほうに異常があるのでしょう。
これは女性だけの問題ではないため、初期の流産については女性だけが原因とは言う事ができません。

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