お母さんの体の変化

お母さんのお腹も大きく膨らみ、子宮底が、みぞおちまで達するために、肺や心臓を圧迫して動悸や息切れから肩で息をするようになります。
体重も重く疲れやすくなるので、休息を適度にとるようにしましょう。
また、腰などにも負担が大きくなるので、腰痛に悩まされる方も多いようです。
時々深呼吸して息を整え、赤ちゃんに酸素が補給されるようにすると良いと思います。
また、子宮が胃を圧迫するので、食事がなかなか進まない人もいますが、無理して一気に食べようとせずに、小分けにして何回かに分けて食べると良いと思います。
体重が増えすぎた人にとって、食事が進まない事は嬉しい事ですが、赤ちゃんはどんどん大きくなりますのできちんと栄養を摂るようにしましょう。
この時期は、お腹の張りはもちろん、ふくらはぎやももの付け根が突っ張った感じがします。
シミやソバカスが濃くなって目立つようになったり、おりものや、トイレの回数も増える人もいます。
あまりおりものの量が増えた場合で、恥骨の部分が突っ張る感じがしたら子宮口が開いてきている可能性があり、早産の危険性があるので受診してください。

早産に気をつけて

この頃に赤ちゃんが外にでても大丈夫ですが、やはりお母さんのお腹に勝てるものはありません。
９ヶ月目に入ると、赤ちゃんの身体は、ほとんど出来上がっていますので、もし早産になったとしても保育器の中で、元気に育つことができますので、早産はあまり心配することもありません。
子癇（全身の筋肉の痙攣と失神が突然起こる病気）に気をつけましょう。
体に異常があった場合は、すぐに医師に相談してください。

出産の準備

そろそろ出産の準備を始めた方が良いでしょう。
病院で必要なもののリストを貰うと思うので、赤ちゃんに必要な物やお母さんの身の回りの物をそろえましょう。
マタニティーショーツ、マタニティブラジャーなどの下着類。
母子手帳。
保険証。
マタニティウェアやゆったりとした洋服数枚。
マタニティパジャマ。
産褥ショーツ。
産褥ナプキン。
術後用腹帯。
T字帯。
母乳パット。
赤ちゃんの肌着や退院する時に着る洋服やおくるみ。
タオルやスキンケア商品、入浴用品など日常の物。

粉ミルクや哺乳瓶など赤ちゃんに必要な道具や、清浄綿、オムツなどは病院でもらえます。
担任するときには、お祝いとして粉ミルクやオムツのサンプルなどを貰う事が出来ますから、最低限必要な物は揃っている場合も多いのですが、家で使う赤ちゃんの道具は予め購入しておきましょう。