新出産前診断とは

MENU

新出産前診断とは

新型出生前診断という方法が開始される事になりました。
色々な倫理的な問題も抱えているようですが、生まれる前に子供の障害を知る事によって、産まないという選択ができたり、子供の病気をいち早く対処できるという事に繋がるようです。
問題となっているのは、ダウン症などの障害が分かったら中絶するのか?という面でしょう。

スポンサードリンク

胎児の染色体異常を調べるのが目的で、ダウン症になるなど染色体異常を事前に知る事が出来ます。
例えばダウン症の場合では、21番染色体に異常があるもので、最も多い染色体異常だといわれています。
絶対にダウン症の子供を持ちたくないという方は、選択したほうが良いと思います。

 

染色体異常は年齢が上がるほどリスクが上がると言われており、ダウン症は40代になってくると100人に1人の割合で発生すると言われています。
女性の卵子の問題もありますが、男性側の体の問題もあり、障害を減らしたいなら若いうちに子供を産むべきです。

 

倫理的な問題

新型出船前診断は、倫理的な問題を抱えています。
障害の無い子供だけを選ぶという方法はどうなのだろうか?と疑問を持つ方も多いです。
40代になってくると染色体異常になる可能性も高くなるのですが、中にはその割合が高いのを知っていても、あえて診断を受けないという人も居ます。

 

その他、ダウン症だと事前にわかっても、心の準備をしたいという希望で行う人も居るようです。
高齢出産の場合では、もう出産が難しいという時期でもあり、障害を持った子供を生まれても受け止めようと考えている人も多いようです。
検査費用は高額となってしまうのですが、それでも心の準備としては良い材料となるといえるでしょう。

 

新出生前診断とは?

出生前診断は以前から行なわれてきた方法ですが、新出生前診断は血液検査のみで診断ができる方法に変わっています。
以前は羊水を採取し、染色体の異常が無いかを確認する羊水検査だったのです。

 

新出生前診断は、2013年4月より日本でも開始されています。
今後高齢出産が増えると予想されている今、ニーズも高まるだろうと予想されています。

 

ダウン症のリスクの他、心臓病や腎臓病、中枢神経系の異常などを発見できるとされています。
病気のリスクを事前に知る事で、出産直後に高度な医療を受ける事ができるのです。
外科チームなどと連携しながら、素早く産婦人科が対応してくれることにも繋がります。

 

しかし、費用がおよそ20万円と高額なことも問題となっています。
今のところ新出生前診断が受けられる病院は、各地域の大きな病院のみです。
羊水検査より早い段階で検査できるメリットがあるのですが、費用が高額である点や、陽性反応が出ても、結局は羊水検査を受ける事も多いという問題もあります。

 

新妊娠前診断は10週目から、羊水検査は15週目からです。

 

 

新型出生前診断で「陽性」…実は陰性のケースも

実際には院生であったのにもかからず、陽性と診断されたケースもあるのだとか。
検査は100%確実なものではなく、そのリスクの一部を知るきっかけとなるもののようです。

 

間違った診断が下される事もある事を知り、利用すると良いと思います。

 

ヨミウリオンライン
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130515-OYT1T01693.htm?from=ylist

 

スポンサーリンク